ローヤルゼリーと医薬品との相互作用

ローヤルゼリーは高い効果のある健康食品ですが、医薬品と相互作用を起こす場合があります。
病気の治療などで薬を服用している場合は、ローヤルゼリーの摂取に注意が必要です。

ローヤルゼリーと相互作用を起こす可能性がある医薬品

ローヤルゼリーが医薬品と相互作用を起こす場合があります。
薬を服用している人は、ローヤルゼリーの摂取について医師に相談するようにしてください。

ワルファリン

ローヤルゼリーとの併用に特に注意が必要な医薬品に、ワルファリンがあります。
ワルファリンとの併用で、健康被害が起こった事例が報告されています。

・ワルファリンは血液を固まりにくくする薬
ワルファリンは血液を固まりにくくして血栓を予防する薬です。脳梗塞・心筋梗塞・肺塞栓症などの治療や予防に用いられ、商品名であるワーファリンとも呼ばれます。
血液の凝固にはビタミンKの働きが関与しています。ワルファリンにはビタミンKの働きを阻害して血液の凝固を抑制する作用があります。

・ローヤルゼリーには血行促進作用がある
ローヤルゼリーには、血管を拡張する作用のあるアルギニン・グリシン・ナイアシンなどが豊富に含まれています。また、血液中の脂質を減少させて血液をサラサラにする効果があります。
ローヤルゼリーには、血行を促進する高い効果があります。

・ワルファリンとローヤルゼリーを併用すると出血リスクが高まる
ローヤルゼリーの血行促進効果は健康に効果的ですが、ワルファリンと併用すると血液の流れがスムーズになりすぎて、出血時に血が止まりにくくなる恐れがあります。また、内出血のリスクも高まります。

ワルファリンとともに多数の薬を服用していた男性がローヤルゼリーのサプリメントを一週間摂取したところ、血液の固まりにくさを示す数値が上昇し、血尿の症状が起こったことが報告されています。

高血圧の薬

ローヤルゼリーと高血圧の薬との併用にも注意が必要です。
ローヤルゼリーは血液をサラサラにして血流をスムーズにするため、高血圧に効果的です。その反面、血圧抑制作用のある薬と併用すると血圧が低くなりすぎる恐れがあります。
ワルファリンと同じく、高血圧の薬を服用している場合は、ローヤルゼリー摂取前に医師に相談するようにしましょう。

女性ホルモンに関係する病気の治療薬

ローヤルゼリー特有の成分であるデセン酸には、女性ホルモンのエストロゲンと似た生理作用があります。
エストロゲンは、乳がん・子宮がん・子宮筋腫などの進行に深く関与しています。そのため、これらの病気の治療中の場合は、ローヤルゼリーを摂取する前に医師に相談するようにしてください。乳がんの治療などでエストロゲンの働きを抑えるホルモン療法を行っている場合は、特に注意が必要です。

子宮がんの手術後に再発した患者がローヤルゼリーを摂取していた事例が報告されており、ローヤルゼリーが再発に影響した可能性が指摘されています。
また、その患者はエストロゲンの値が上昇していましたが、ローヤルゼリーの摂取を中止したところ数値が低下したことも報告されています。

その他の薬

ローヤルゼリーには40種類以上の成分が含まれており、その中には特定の病気の治療薬との相互作用が指摘されているものがあります。

例えば、ビタミンB6はパーキンソン病治療薬のレボドパの代謝を早めるため、その効果を弱めてしまいます。
また、鉄とパーキンソン病治療薬との相互作用も指摘されています。
さらに、カルシウムは強心薬の作用を強める場合があります。

ローヤルゼリーは大量に摂取するものではなく、相互作用の影響も限定的ですが、薬の効果に影響を及ぼす可能性があります。
病気の治療などで薬を服用している場合は、ローヤルゼリーの摂取について事前に医師に相談することが大切です。

漢方薬との併用にも注意

漢方薬には、ポリフェノールの一種であるカテキンやタンニンが多く含まれているものがあります。これらには鉄分の吸収を阻害する作用があり、併用するとローヤルゼリーの鉄分が有効利用されにくくなります。
ローヤルゼリーと漢方薬を併用する場合は、両者の使用に2時間程度の間隔をあけるようにしましょう。

薬を服用している場合はローヤルゼリー摂取前に医師に相談

以上のように、ローヤルゼリーが薬と相互作用を起こして病気の治療に悪影響を及ぼす場合があります。そうした悪影響を防ぐために、薬を服用している場合は、ローヤルゼリーを摂取する前に必ず医師に相談するようにしてください。

ローヤルゼリーは高い効果をもつ健康食品です。薬との相互作用に注意しつつ、健康と美容に役立てることをおすすめします。