ローヤルゼリーとハチミツは何が違う?

ローヤルゼリーとハチミツは、ともにミツバチによってつくられます。そのため、「ローヤルゼリーは高級なハチミツ」「ローヤルゼリーはハチミツの成分のひとつ」といった誤解をしている人もいます。
ローヤルゼリーとハチミツは全く別のものであり、利用目的・味・成分・効果などには大きな違いがあります。

ローヤルゼリーは女王蜂専用の食料

ローヤルゼリーは、ミツバチの女王蜂専用の食料です。ミツバチの女王蜂は、孵化直後から死ぬまでローヤルゼリーだけを食べ続けます。
卵や孵化直後の状態では女王蜂と働き蜂との間に違いはありませんが、ローヤルゼリーを食べた幼虫は、体の大きさが働き蜂の2-3倍、寿命が30-40倍もある女王蜂に成長します。

ローヤルゼリーは、働き蜂が花粉やハチミツを食べて体内で分解・再合成し、上顎と下顎にある分泌腺から分泌した物質です。働き蜂は、王台と呼ばれる女王蜂の幼虫専用の小部屋をローヤルゼリーで満たして幼虫に提供します。成虫になった後は、口移しで女王蜂に食べさせます。

ハチミツはミツバチの一般的な食料

ハチミツは一般的な働き蜂や幼虫の食料で、ミツバチが花の蜜を採取して巣の中で加工・貯蔵したものです。
ハチミツは花の蜜そのものではなく、ミツバチの唾液に含まれる酵素によって成分が分解されています。また、水分が蒸発して糖度が高まっています。

ローヤルゼリーとハチミツの違い

ローヤルゼリーとハチミツにはさまざまな違いがあります。

見た目

ハチミツは粘度の高い液状の物質です。成分の違いによって、淡黄色・黄金色・赤褐色・黒褐色などの色の種類があります。
それに対してローヤルゼリーは、乳白色をしたクリーム状の物質です。

ハチミツは成分の多くを糖分が占めており、強い甘味があります。なお、色によって味に違いがあり、色が濃くなるほど独特の風味が増してクセが強くなります。

ローヤルゼリーは口に含むとピリッとした刺激があり、発酵食品のような強い酸味があります。ハチミツとは異なり、甘味はありません。
残念ながら、ローヤルゼリーはあまり美味しいとはいえない味をしています。

成分

・ハチミツの成分
ハチミツは、約72%の糖分と約21%の水分で構成されています。そのほかの成分には、アミノ酸・ビタミン・ミネラル・有機酸・色素・酵素などがあります。

・ローヤルゼリーの成分
ローヤルゼリーは、水分約65%・タンパク質約14%・糖質約14%・脂質その他約7%で構成されています。
ローヤルゼリーには5大栄養素と呼ばれる糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルがバランス良く含まれており、スーパーフードと呼ばれています。
ローヤルゼリーの有効成分には、19種類以上のアミノ酸・9種類のビタミン・8種類のミネラルのほか、ローヤルゼリー特有の成分であるデセン酸・類パロチンなどがあります。

効果

・ハチミツの効果
ハチミツは主に食品として利用されていますが、健康効果や美容効果があることも確認されています。
ハチミツの主な効果には、以下のようなものがあります。

・疲労回復
・殺菌作用
・のどの痛みや炎症の抑制
・咳の症状改善
・皮膚症状の回復促進
・腸内環境の改善
・美肌効果

・ローヤルゼリーの効果
ローヤルゼリーは、高い効果をもつ健康食品として知られています。ローヤルゼリーに関する研究も多数行われており、多くの効果が確認されています。
ローヤルゼリーの代表的な効果には、以下のようなものがあります。

・生活習慣病の予防
・疲労回復
・免疫力の向上
・精神不安の改善
・筋肉増加
・更年期障害の症状改善
・骨粗しょう症の予防
・美肌効果
・美しい髪をつくる効果
・ダイエット効果

一般的な利用法

ハチミツは健康や美容に効果的ですが、食品としての利用がほとんどです。
それに対してローヤルゼリーは、高い健康効果や美容効果のある健康食品として有名です。生のローヤルゼリーがそのまま摂取されるほか、ローヤルゼリーを配合したサプリメントが数多く販売されており、人気を集めています。

採取量

ハチミツはミツバチの一般的な食料であり、大量に貯蔵されています。ひとつの巣箱からは数kgのハチミツが採取できます。
それに対してローヤルゼリーは、採取できる量が極めて少なく、1つの巣箱から1回に15g程度しか採れません。

まとめ

ローヤルゼリーは、ミツバチの女王蜂専用の食料です。ハチミツは通常のミツバチの食料であり、両者の利用目的・成分・効果・見た目・味には大きな違いがあります。
ローヤルゼリーは、ハチミツとは異なる特別な食べ物です。貴重なローヤルゼリーを大切に摂取して、日々の健康と美容に役立ててみることをおすすめします。

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